クリアアライナーを2人にセット – 大宮の歯医者|鈴木歯科医院

クリアアライナーを2人にセット

昨日は患者さん2人にクリアアライナーのマウスピースをセットしました。
一人は小学2年生の前歯がすきっ歯の男の子に。
犬歯が生えるスペースがないため、前歯を寄せる矯正治療をします。
そのうちに、ワイヤーも使って歯をゴムで引き寄せてスペースを作ります。
もう一人は成人矯正のマウスピースですが、まずはマウスピースで矯正して、その後に、床矯正をしなければならないケースです。
顎が狭いタイプの方は、歯列のアーチが狭いため、前歯が寄せられてしまい、ガタガタしてしまうのです。
拡大してスペースを作らずに矯正しようとなると、歯を抜歯しなくてはならないのです。
しかし、患者さんは喜んで歯を抜きたがる方はいません。
それに、抜歯をすると、歯列がさらに縮小してしまい、唇がへこむことで老けた顔つきになってしまう可能性があります。
唇にしわが寄ってしまうのです。
ハリが無くなるのですね。
女性には問題です。

歯列の拡大は床矯正ですが、これも数ミリですので、すごく拡大するわけではありません。
しかし、入れ歯のような感じなので、多少の違和感はしょうがありません。
こういった矯正治療に起こりえる事項をたくさん書いた矯正治療確認書をちゃんと説明して矯正を行っています。これは大変重要なことです。
インフォームドコンセントは矯正には重要です。
説明書は患者さんに持って帰ってもらい、次回来院時にサインと印鑑を押してもらい医院で保管しています。
もちろんコピーを患者さんにもお渡ししています。
見積書
も渡しています。
この矯正確認の契約書は、4ページにも渡り、くまなくあらゆる事項を網羅しています。矯正歯科医院の確認書より2倍〜3倍の項目を挙げています。
患者さんとご両親、先生の3者が誤解のないように治療していくことが大切なのでしょう。

投稿日:2009年1月15日  カテゴリー:白いワイヤー矯正、抜歯しないor抜歯矯正, 未分類