今年、来年の課題は、付着歯肉の獲得のために
どこまで、患者さんにオペの必要性を要求するか?
そして、いかに簡単に付着歯肉を獲得するか?です。
1回法でも、2回法でも、付着歯肉が少なく、可動粘膜が高位である場合があります。
口腔前庭が狭く、可動粘膜が高位の場合がどうしても生じてしまうときがあります。
その場合の、手術の場合は、FGGなどの付着歯肉の移植手術が必要ですが、
この手術をする必要性を説明することは、すべての患者さんには、受け入れてもらえません。
一方、コラーゲンを使用した手術にも、不確実性があります。
ここら辺の、付着歯肉の獲得と口腔前庭の拡張の問題を解決したいと思います。
いかに、手術回数を少なく、侵襲を最低限に抑えながら、良い結果に結びつけるかが、
問題点です。
根尖側移動術のAPFでもいいのですが、やはり付着歯肉がほしいのでFGGが必要な場合がおお
いのです。
また、SCTGのように結合織移植も、重要です。
やはり、付着歯肉の厚みが薄いと、インプラントの予後に影響がありますので、
SCTGによってバイオタイプを厚くすることがとても重要です。
これからのインプラントは、出来る限り少ない侵襲が望ましいですが、
かといって付着歯肉のないインプラント周囲組織では、ダメだと感じます。
そのためには、2次オペが重要となってきます。
以前は、簡単なケースでは2次オペは30分以内のパンチアウトしてヒーリングキャップをかぶせるだ
けの手術でしたが、
今の時代のインプラントは違ってきています。
2次オペで1時間かけてFGG,APF,SCTGをすることにより
角化歯肉、付着歯肉の獲得、口腔前庭の拡大を図ることが
大変重要視される時代になりました。
とくに、ゲンチョウ切開や、GBR症例ではほとんど付着歯肉が少なく、口腔前庭が浅いケース
が多いです。
理想は、
1回法で埋入、同時GBRを行い、ゲンチョウ切開+FGG,APF+SCTGなどのバイオタイプ
を厚くする手術が理想です。
これならば、2次オペは、かなり楽になるはずです。
こういった手術内容が可能でないと、前歯部などの審美領域でトラブルを経験することになるでし
ょう。
いかに、付着歯肉とそれを支える骨が重要か。
付着歯肉も重要ですが、骨造成ももちろん重要なのは言うまでもありません。
ソフトティシューマネージメントは、大変重要です。
やはり、基本は、歯周ありきのような気がします。
師匠の申教授の4日間のセミナー録音を聞き直すこのごろです。