今日は、インプラント5本埋入手術でした。
右下2 スクリューベントHA 3.7X11.5 50N GBR
右下4 スクリューベントHA 3.7X11.5 50N GBR
左下2 スクリューベントHA 3.7X11.5 50N GBR
左下4 スクリューベントHA 3.7X10 50N GBR
左下6 スクリューベントHA 3.7X8 10N GBR
右下6は、骨が狭く、高さもなく、皮質骨のみの骨質1なのでインプラント非適応と判断。
抜歯後3カ月なので、上の方はぐずぐず、深いところは骨質2なので、
埋入すると高トルクが嫌でも発生してしまい、ガッチリでした。
4番左右は、オトガイ神経の前枝が伸びているので、やや斜めに埋入することによって
神経麻痺を回避。
3番、4番部位に12~16ミリ埋入するときは、本当に油断してはいけません。
オトガイ神経の枝が走っていますので、少し太いと麻痺が出ます。
必ず、CTは当然撮影し、3D画像にして綿密な計画とシュミレーションをしましょう。
術前には、奥様が患者さんですが、旦那さんも来ているので
パソコンにて2回目の説明ですが再度、3D画像にて神経走行とインプラントの関係
を説明しました。すごく重要なことだと思います。
手術は前歯部から麻酔、切開。
4から4まで切開し、正中にも縦切開してフラップ。
3か月前に抜歯した骨が出てきて、思ったより骨ができていました。HAで。
正中の深いキョク突起の部分は動脈があるのでそこはドリリングしないこと。大注意。
2,2にインプラント埋入。
4,4左右は、斜めにドリリングですが、骨質2なので、最初のプレシジョンドリルがないと
皮質骨に邪魔されうまくドリリングできません。
ですから最初のドリリングは重要。
その後2ミリでドリリングして、患者さんにも皮膚感覚を確かめながらドリリング。
ドリリングは低速回転の押し削りを必ずする。
押し削りをしないと、穿孔感覚や骨質感覚、ドリリング感覚が分かりません。
4本埋入して、GBRして縫合。
次に、左下6番 神経まで7ミリ
2ミリドリルのストッパーを6ミリに設定する。
ストッパーは必ず使用するのが大原則。
そして、ストッパーはなるべく正確な予想距離、短めにして伸長に低速回転で
押し削りでドリリング。
骨質2ですので、神経管近くは骨質1と硬い。
かといって、ノーベルバイオケアの2ミリドリリングのような先のするどいチップドリルは
絶対にしようしてはなりません。シュナイダーのときも同様。
あくまでも新品の切れるドリルだが、先の鈍角の2ミリドリルを使用すること。
押し削りしていくと、6ミリちょうどで穿孔!。
プローブで神経管に穿孔しているのを確認。
プローブで神経が触れます。強く触らない。ぷよぷよ。シュナイダーと一緒。
ソケットリフトのときも同様にして穿孔します。
6ミリで神経管なので(原則2ミリ離す)
5ミリで3.7ミリ径が埋入できるよう形成。
5ミリしか深さがないので、HAタイプインプラントを選択。
このまえの神経に近い患者さんは、プラトンバイオ8ミリでしたが、
今日はスクリューベントなので3.7X8ミリを選択。
スクリューベントHAは中間帯がHA。ちょうどHAまでが6ミリなので
HAが埋まるところまで埋入。
3ミリほど骨から出ているインプラントはGBRして人工骨で固めました。
初期固定は5~10N。ぐらつく。
しかし、HAインプラントなので心配はあまりしていない。
ゲンチョウして縫合。
縫合は、マットレス水平とシングルを組み合わせたゴアテックス。
で、終了。パノラマ撮影して確認。神経ギリギリ。
PM2時半に来院し、
PM3時に手術スタート、PM5時過ぎに終了。
オペ時間は2時間。
先ほど夜10時にお電話して麻痺がでていないか確認したところ
大丈夫とのこと。よかった。
先生の神の手のおかげだと言われていましたが、
私は神の手には到底及びません。
しかし、今回も思いましたが、
下顎奥歯の骨が少ないケースや、
オトガイ神経の前枝が伸びているケース、3,4番に打つケース
では、事前のSIMPLANT が重要です。
もちろん手術前には説明後、同意書にサインもいただいています。
そして、患者さんへの説明。
そして、術中の説明。これ重要です。
術後の説明。
術後の電話による確認などのアフターフォロー。